hobbyoff
Hobby OFF 北千住店
飯島 (山崎ハウジング)
待望の!?北千住店オープンですね! 森様には2年前に北千住出店を検討された際にお会いしていましたが、そのときは上手く調整がつきませんでした。今回晴れて北千住出店のはこびとなり、当社としてもお役に立てて幸いです。
森様 (HobbyOFF)
2年ほど前に北千住に来たときは、プライベートも含め、ほぼ初めて足を踏み入れた場所だったので、相場感やこの場所にどれだけ対象になる物件があるなどのノウハウが一切ない状態でした。
最初はHobbyOFFも含めた複合店用の広い箱(60坪以上)を探していました。開発を進める中で、徐々に現実が見えてきて、立地や賃料など総合的にみて、いくら待っても「そんな物件は無い」ということが分かりました。
あのときは、北千住地域の独特な商売として既に成り立っている、つけいる隙間がないというような感覚というか、とても高い壁を感じました。
飯島 (山崎ハウ)
千住は人通りの多い立地は賃料が高く、大きなテナントの割合は極めて少ない上に下町独特の文化がありますからね。
森様 (HobbyOFF)
そこでこのHobbyOFFだけを独立して出店するという実験的なスタイルを考えました。HARD OFFグループの店舗は、800店以上ありますが、HobbyOFFのみで独立して出店し、上手く営業している店舗はありませんでした。
それでも北千住の出店は、敷居が高くリスクが大きかったので、まずは1年前に亀戸に小型のHobbyOFFのみの店舗を出店しました。
最初はグループ内でも「おもちゃ一本でやれるわけがない」と低評価でしたが、オープンして2ヶ月で周りの評価が一気に変わりました。
飯島 (山崎ハウ)
おっと、シテやりましたね。これが好事例になって都心に単独店(HobbyOFF)が増えていくかもしれませんね。小規模テナントでも出店が可能になると都内では圧倒的に展開し易くなりますから。
森様 (HobbyOFF)
そうですね。2年前に出店(千住で)できなかったのも、考えるイイきっかけになりました。その後、亀戸での布石をもって、今回の出店につなげることが出来ました。前回とは違って、同グループ内に40法人ほどありますが、殆ど反対意見は出ませんでした。
飯島 (山崎ハウ)
これは与えられた条件の中でのイノベーションですね。唯々、北千住店にも成功してほしいところですね。
ではこのお店について伺いますが、ファサードなんかも事前に拝見していたものの、出来上がってみると想像以上に(外観が)目立ちますね!(笑
商店街から一本入っているので少し心配していましたが、本町商店街を東から歩くと必ず目に入ります。真っ赤なので、みなさん1回は「何だろう」って見にきていると思いますよ。
森様 (HobbyOFF)
今回の仕上がりには大変満足しています。内装を含め、設計から職人の方々全てがプロの仕事をしてくれました。
外観デザインはオーナー様と最後まで調整して外壁の造作を広い範囲でご了解いただけたので上手く表現できています。
飯島 (山崎ハウ)
何というか、迫力あるお店ですよね。このお店の客層はどんな方が多いですが?
森様 (HobbyOFF)
これは地域によって異なりますが、似た立地の亀戸ではファミリーとコア(マニア)なお客様の割合は半々ですので、ここもそうなるのかなという気はしています。
それによって、また売り場の区割りを変えていきます。
飯島 (山崎ハウ)
中古のおもちゃというと、コアな方(マニア)の店と思っていましたが、拝見すると商品の幅がとても広く、普通のおもちゃ屋として一人で来たり、子供を連れても来られるお店ですね。
森様 (HobbyOFF)
そうです。ここ30~40年にヒットしたものを中心におもちゃ全般を扱っています。実は現在ゲーム機の中で最も売れているのはスーパーファミコンだったりします。
これは親が小学生の子供に初めてTVゲームをプレゼントするとき、いきなり最新のPS4を与えても幼い子供には使いこなせません。
入門編として単純な昔のゲーム機を与え、親も懐かしがって一緒に楽しむ方が多いです。
Before
After
飯島 (山崎ハウ)
うん、そうかもしれませんね。私もゲームから離れてしまっているので子供とは昔のゲームをやってみたいです。それでもスーパーファミコンですか・・とても意外ですね。
森様 (HobbyOFF)
誰かが「もうこれはいらない」ものでも必ずどこかにそれを欲しい人はいます。それを見つけ出して橋渡しするのが私たちの仕事です。きれいごとっぽく聞こえてしまうかもしれませんが、当社の大きな目的は、無駄なものの価値を見出して他の方に使っていただくことで、廃棄するものを減らし、地球環境もよくしていくことと考えています。
森様 (HobbyOFF)
単に売上!ということですと、高額品ばかりを扱うことを最優先しなくてはなりませんがそうではない。
元々使えて価値のあるものですから質屋やリサイクルとは違う「リユース」という考えです。
ようやく北千住の仲間に入れてもらえたということで、周りの方々と一緒に色々と盛り上げていきたいですね。
飯島 (山崎ハウ)
そう言っていただけるのは地元で商売をしている者としては大変嬉しく思います。開発ならではの貴重で熱意のあるお話し、ありがとうございました。